2018年5月9日水曜日

母の日に。聖母月に。家族の愛と祈りが人を幸せに

ホームの介護詰所。目立つ膝下の壁に、「母の日にちなんで、折り紙の花を飾るので、ひと言、書いてください」と女性職員さんから頼まれた。
★この間は、サクラの季節だった。あの時は、「咲くサクラ、散るサクラ、ともに美しい。されど、老いる桜木は、もっと美しい」と書いた。この言葉は結構、受けたね。
★さて、今度は、何と書けばよいのだろう。やっぱり考えるよ。思いついた言葉が、これです。「母の日に。私のおかあさん、思い出、いっぱい」「聖母月に。天の母、マリアさま。お守り、ください」。90歳になろうが、100歳になろうが、自分が母親であっても、命を受けた自分の母親のことは、決して忘れないだろう。自信を持って言える。母親の思い出、言葉を沢山覚えておけばよかった。
★聖コルベ館に居た頃、中学生たち2クラスが、平和学習に訪れた。彼らに話して聞かせる内容は、もちろんコルベ神父のように「お礼を求めないで、助ける心」「仇なる相手を、赦す心」「悪に負けない、勇気」だった。それに加えて、トマ修道士は強調した。「私は、若くして、両親に死に別れた。今、思うことは、もっと、もっと、両親が若い頃の話を、沢山、沢山、聞いておけば、よかったな。今、皆さんは、両親から沢山、話を聞いて、覚えていてください。おかあさんの思い出、いっぱい。これから人生の苦難の波が押し寄せるが、それを乗り越えるのは、愛、家族の思い出です」

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