2017年8月11日金曜日

人と、人を、つなぐ、そこには、なにか神秘性がある

「トマさんのことば」を送った女性から手紙が来た。最近、読んだ手紙で、これほど感動的な手紙はなかった。
★自分は20年以上前に、「十七歳の夏」を読み、むかし教会で、トマさんの弁士で、「日本26聖人」の無声映画を見たことがある。少女の頃、身体が弱かったが、洗礼の恵みを受けた。
★その後、健康を回復して、結婚して、2男、2女に恵まれた。子供たちは、教会学校で学び、小1のときに洗礼を受けたが、主人だけが残されていた。でも家族思いのお父さんでした。
★主人は、心臓を病んで、苦しむようになった。そのとき、主人から、「洗礼を受けさせてほしい」と厚い願いがあった。どれほど喜び、神さまに感謝したことでしょう。神父さまにご相談して、病気は不具合のなか、教会で、家族と、親しい方々の援助を受けて、神さまのお恵みである洗礼を受けることが出来た。本当に幸せでした。その時の、主人の晴れ晴れとした顔が忘れられません。何度も入退院があり、22年に召されました。
★娘の1人が別の都会に、結婚して住み、お父さんが亡くなって以来、命日には必ず帰ってきて、家族で父のお墓参りを、この間、つづけて祈っています。娘が先に、「トマさんのことば」を貰っており、帰って来たとき、見せてくれたのが、その小さな本でした。手に取ると、むかしの思い出もあり、親しみを感じて、ぜひ私にも送ってくださいとお願いした次第です。
★「トマさんのことば」が生活の慰めになっています。トマさんに、夫のことを判っていただきたかったのです。心より神さまの慈しみをお祈り申し上げます。

1 件のコメント:

  1. 昨年秋に大浦天主堂を訪ねてコルベ神父様を知り
    ゼノさんを知りトマさんを知り深い暖かさを知りました、トマさんいつもありがとうございます。

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