2016年2月15日月曜日

フランシスコ中村安五郎修道士の命日で、祈った

愛称、修道士名の「フランシスコさん」で親しまれていた。中村安五郎修道士さんが亡くなって、きょうが、1年目の命日です。朝、ミサのとき、司祭が、「彼のため祈りましょう」と呼びかけた。このホームで亡くなった。93歳でした。
★フランシスコさんは、コルベ神父が長崎で生活した最後の時期に、14歳で入会した。コルベ神父から、ヒゲで頬をこすられ、かわいがられた思い出を持っている。コルベ神父の匂いを知っているわけだ。
★出身は、五島の久賀島(ひさが・じま)。若い頃は、東京・赤羽や、王子、亀有、東村山などで宣教して働いた。終わりの40年あまりは、長崎の聖母の騎士の受付係りとして、温和な性格で、多くの人びとに、無原罪の聖母や、聖コルベの思い出と精神を伝えた。ホームに入っても皆さんから慕われ、愛された。ホームでは、6年間、お世話になった。
★フランシスコ中村安五郎修道士から聞いた話に、こんなのがある。「わたしの家には、大黒柱があった。抱えるほどのリッパなもので、ふしぎなことに、この大黒柱には刀の傷があった。父に聞くと、『キリシタン迫害のとき、信者は捕らえられ、家財は役人や村人から奪われてしまった。当時は電気はなく、ランプもなく、タイマツを燃やしていた。それで役人が、脂が出ないかと、切り込んだ傷なんだよ』。久賀島の迫害は、『牢屋のさこ』といって、過酷な責め苦の場所が残っている。

1 件のコメント:

  1. 友人も長崎巡礼の時大変お世話になったそうです。
    フランシスコ中村安五郎修道士様の為に
    お祈り致します。

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