2013年3月7日木曜日

島原へ行ったら、具雑煮を食べる。悲しい食の物語。おいしい

「島原の乱」といえば、1600年代にさかのぼる。立てこもった城のなかで、食べるものが少なくなる。お餅を入れて、チカラが出るように、それに多くの野菜をぶち込んで、グツグツと煮て、かろうじて飢えをしのいだ。それを具雑煮と呼んだ。姫松屋が代々受け継いで、今に伝えるという。「ああ、そうですか、そうですか」と言いつつ、悲しいやら、哀れやら、そんな思いをしながら、食べました。餅のほかに、12種類の具が入っていた。「島原に来たら、これを食べなければね」。姫松屋は、ちょうど昼飯どきで、お客で賑わっていた。これで、980円。イナリは1個、40円。島原の思い出が出来た。「群集のなかで、死んだヒトたちは、ほんとうに可哀想だね。長いものに、飲まれるのは、よくないが、ニンゲンって、弱い存在だからね。度等を組まなければ、生きては、いけない。歴史が悲しみを物語っている」


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